今日はスワロフスキーのパッケージから見る歴史や変遷について解説したいと思います。
特に、当店でも一部扱っているヴィンテージのスワロフスキーはどういったパッケージなのか、気になりますよね?
こういった特別に入荷する商品は、当店で小分け粒売りの商品しか扱っていないものが多いので、普段パッケージは見ないかと思います。
ただし、現行品で通常のパッケージの説明は今回は省きます。現状のパッケージはインターネットで調べればすぐに見つかると思いますし。
現行品のパッケージもここ30年くらいは何度も変遷がありますが、それらはごっそり省きます。
今回のお話は、それらよりも前の年代のものです。
こちらの「D.S.&Co.」時代のスワロフスキーのパッケージ。たぶん、見たことがないという方も多いのではないかと思います。
→「D.S.&Co.」時代のスワロフスキーのパッケージ。今ではレアなお品です。
このパッケージもれっきとしたスワロフスキーの製品です。
「ヴィンテージスワロフスキー」と呼ばれるものは、このあたりのパッケージのものが多いです。
廃番になって、かなり時間が経過するとヴィンテージとして付加価値が付いてきます。
古いものなのに高額となっている場合はこのパターンといえるでしょう。
パッケージを見るとどこにもスワロフスキーとは記載されていませんね。
「Made in Austria.」の表記はありますが、あとは「D.S.&Co.」の記載があるだけです。
「D.S.&Co.」というのは、スワロフスキー社の創始者ダニエル・スワロフスキーのD.S.です。
つまり、「D.S.&Co.」を日本語にするなら「ダニエル・スワロフスキー社」となります。
よく見るとデザインの中心にオーストリアの国花であるエーデルワイスの文様があります。これは実はずっとスワロフスキー社のシンボル、トレードマークでした。
現在、直営の既製品アクセサリーブランドの販売店舗などで見られるようなスワンのマークがお馴染みかと思いますが、こうやって見るとそれは最近のシンボルなんですね。
現在のパッケージでもエーデルワイスの文様が付いているパッケージを見つけました。
スワロフスキー社120周年記念の時に発売された型番として有名な「#6748」エーデルワイスペンダント。
ここに以前のトレードマークがパッケージにプリントされていました。
→「#6748」のパッケージデザインにかつてのトレードマークと全く同じエーデルワイスの花が描かれております。
当時のトレードマークを載せているというのは何とも記念モデルらしいですね。
120周年記念のアニバーサリーとしてふさわしい型番です。
ちなみに、この#6748はかなり人気のお品。
宣伝っぽくなってしまいますが、気になる方は売り切れ前にお早めにどうぞ。
また、探してみると当店で扱っているシャンデリアパーツのヴィンテージのストラスにもこのマークがありました。
「ストラス#8099」、「ストラス#8411」、「ストラス#8021」、「ストラス#8022」、「ストラス#8550」などです。
スタンプっぽい印刷が施されており、色も黒と赤の印字に分かれます。また、エーデルワイスのマークがないものには、「SWAROVSKI」の文字が入っておりました。
エーデルワイスマークの使用を終了したと同時に「SWAROVSKI」の文字表記がはじまったと考えられます。
ちょっと箱が当時のものなので汚いですが、商品のクリスタルガラスはフルレッドクリスタルですのでかなり美しいです。当店はヴィンテージものも高額には価格設定しておりませんので、この機会にぜひお試しくださいね。
→#8099のストラスは、ちょっと薄いですが、エーデルワイスのマークが確認できますね。
特別感がある「D.S.&Co.」のパッケージですが、さらに古いものがあります。
「D.S.&Co.」よりも古い表記は「K.S.&Co.」表記のパッケージとなります。
→「K.S.&Co.」時代のスワロフスキーのパッケージ。激レア品です。
色名も、ライトサファイアABではなく、「サファイアライトAB」と逆に記載されておりますね。驚きです。
調べたところによると、こちらのKというのは、資金を出していた方のお名前のイニシャルだということです。その方が経営へ関与しなくなったために記載が変更し、「D.S.&Co.」へ変遷していったというわけですね。
こうしてパッケージの変遷を見ると、長いメーカーの歴史を感じますね。
それではまた。
★ご注文お待ちしております★
スワロフスキー通販・グロスマーケット
Group
Category
Contents
カートの中に商品はありません
Mail Magazine
Ranking
No.1
No.2
No.3
No.4
No.5
No.6
No.7
No.8
No.9
No.10