スワロフスキーのシャンデリアパーツというと、「ストラス」が有名ですね。古くから「スワロフスキーストラス」はシャンデリアパーツの最高峰に君臨し、Full Lead Crystal(フルレッドクリスタル)が品質の証でした。
Full Lead Crystal「フルレッドクリスタル」というのは、鉛の含有率が30%を超え、密度が3.00g/立方センチメートル以上のクリスタルガラスのことです。
クリスタルガラスは、鉛の含有率が高ければ高いほど美しく輝きます。鉛の含有率が30%を超えてくると、最高品質のクリスタルガラスに分類され、フルレッドクリスタルと呼ばれます。(下のランクにはレッドクリスタル、セミレッドクリスタルと呼び名が変わり、鉛の含有率もそれぞれ減少します)
フルレッドクリスタルの特長は、より光沢があり、より重量があって、澄んだ音色がする美しいガラスとして、品質そのものがブランド化されていきました。
ストラスがフルレッドクリスタルを採用し、ブランド化される一方で、他社の安価なシャンデリアパーツに対抗するために、スワロフスキー社でセカンドラインとして製造されていたのが、「スペクトラ」です。
「スペクトラ」は、主にシャンデリア業者用のパーツとして流通し、鉛を含まないガラスで安価な設定でしたが、精密なマシンカットのカッティング法とその透明度の高さは、ストラス同様の輝きと美しさを誇ります。
それもそのはず。20年くらい前からのストラスには鉛が含まれておりません。その頃にメーカーは、フルレッドクリスタルを採用するのをやめています。
スワロフスキー社があるオーストリアはEU圏に属し、EU圏内では工場の環境汚染を減少するよう法整備がされます。鉛を原材料には使ってはいけない法律ができたため、やむなく無鉛のクリスタルガラス製造のみにシフトしていくのです。
その結果、上位の「ストラス」と安価なセカンドラインの「スペクトラ」は原材料、品質、共にほとんど差がなくったように思えます。ストラスマークと呼ばれる刻印が付くかどうかが大きな違いであり、それ以外の美しさは同等に思えるほどです。
(ストラスに付く、この刻印に関しても、色や製造時期によっては刻印がありません。古い製造時期のストラスにはストラスマークがありませんし、深い色(ジェットや一部エメラルド、一部ダークサファイアなど)には刻印がないことがあります。)
ストラスとスペクトラには、どちらにも同じような形状のシャンデリアパーツがいくつもあります。形状もデザインも重なって見えます。
ボール、オクタゴンやペンデローク、ペアシェイプがそうですね。でも、同じような形状の商品を比べると、同じに見えても微妙にカット面が少なかったり、カットの広さが違ったりと、厳密には同じ形状の商品でもカットは異なるものになります。
それでも、同じように美しい最高品質で、より安価ですので、「スペクトラ」はかなりのおすすめのラインナップです。
※現在、「ストラス」「スペクトラ」ともに製造が終了しておりますので、流通している在庫が購入できるのみで、より希少性が上がっております。
「スペクトラ」の販売ページはこちらから。 ストラスの販売と一緒に並べてあります。「#8290」から始まる品番の「スぺクロラ」と記載のある商品です。
それではまた。
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